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温熱性能とデザイン

数値に表れないものも、大切にする

私たちの設計する住宅では次の性能を確保するよう設計を進めています。

耐震等級等級3を基本とする。許容範囲は2以上。
断熱性能(UA値)HEAT20 G2以上を基本とする。許容範囲はG1以上。
気密性能(C値)0.5以下を基本とする。許容範囲は1以下。

設計段階ではシミュレーションソフトを使ってUA値を確認し、現場では工事中と完了時の2回気密測定を行っています。

そしてこの性能値と併せて「数値には表れないもの」も大切しながら設計を進めています。

「数値には表れないもの」とは、建物以外の自然や人口的な環境のこと。
例えば、高い断熱・気密性能を持つ建物も、そもそも建物の方位や窓の位置が適切でなければ日差しが入らず、冬は室内が温もりにくい状況になります。
また、隣家の建物や道路から伝わる熱を適切に防がなければ、夏、窓からじわじわと熱が伝わり、室内が暑くなってきます。

私たちはまず、外環境の太陽・風・緑・水といった自然の持つ力をうまく設計に生かすことを考え、その上で基準を十分満たして快適に過ごせる合理的な家づくりを心がけています。


快適で、美しく、飽きのこないデザイン

軒や庇・窓・断熱・気密・蓄熱など、建物に関わる部位。
庭や道路、隣家の配置など、外観に関わる部位。

快適な温熱環境をつくるこれらの要素をバランスよく取り込みながらすっきりとした美しい収まりにすることは、とても難しい部分です。

例えば、断熱性能の高い窓はそれなりに厚みがあるので製品が限定されるのですが、そのまま取り付けると「製品をつけました。」という印象になり、内と外との繋がりが突如切れたような違和感が生じるのです。

あらゆる部位で、建主や私たちが見て、違和感なく自然で美しいしつらえにするには、(それを考慮しない場合と比べると)何倍もの時間と労力がかかりますが、ここに注力できるのが私たちの強み。
建主にとって、美しさも温熱環境も「快適で心地よいな」と思えるバランスを実現していきたいと考えています。

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DATE2022. 1. 1
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WRITERHAN環境・建築設計事務所